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» 2019年04月19日 09時30分 公開

5Gの課題や、"さらにその先”にも言及:「5Gはビジネスモデル構築の段階に」 ドコモ講演 (1/2)

NTTドコモの執行役員で5G(第5世代移動通信)イノベーション推進室室長の中村武宏氏は2019年4月12日、東京都内で開催された「Keysight 5G Sumimit 2019」のなかで、「5Gのリアルと未来」と題した基調講演を行った。中村氏は、「世界的にも5Gの商用化が前倒しされており、2019年から多数の国・都市で5G商用化が始まる。ドコモとしても、次のフェーズへ進まなければならない」と語り、商用化に向けた取り組みや今後の展望を説明した。

[永山準,EE Times Japan]

 NTTドコモ(以下、ドコモ)の執行役員で5G(第5世代移動通信)イノベーション推進室室長の中村武宏氏は2019年4月12日、東京都内で開催された「Keysight 5G Sumimit 2019」のなかで、「5Gのリアルと未来」と題した基調講演を行った。中村氏は、「世界的にも5G(第5世代移動通信)の商用化が前倒しされており、2019年から多数の国、都市で5G商用化が始まる。ドコモとしても、次のフェーズへ進まなければならない」と語り、商用化に向けた取り組みや今後の展望を説明した。

140件以上の実証実験を実施

登壇したNTTドコモの執行役員で5Gイノベーション推進室室長の中村武宏氏

 講演で中村氏は、5Gの無線方式である「5G NR(New Radio)」の標準仕様など、5Gの主要機能の仕様を規定する「Release 15」が完成し、より詳細な「Release 16」も策定中である状況に触れ、ドコモが2019年9月、ラグビーワールドカップに合わせてプレ5Gをスタートすることや、これまでのパートナー企業との取り組みなどを紹介した。

 ドコモは、ホワイトペーパーやテクニカルジャーナルによる情報共有、ワークショップの開催、5G技術検証環境「ドコモ5Gオープンラボ」での実験基地局装置や周辺接続機器の無償提供などを行う「ドコモオープンパートナープログラム」のように、各パートナーとさまざまな実証実験を行っている。パートナー企業はすでに2500社を超えているといい、「非常に多くの方から興味を寄せられている。会社間のマッチングをすることで、さらに新しいサービスを作り上げていくことができる」(中村氏)

左=ドコモの5G導入に向けたスケジュール/右=ドコモ5オープンパートナープログラムの提供内容(クリックで拡大)

 実証実験については、すでに140件以上のソリューション事例があるといい、講演では、テレビ中継とリアルタイムAR(拡張現実)観戦を連動させる「ジオスタ・サッカー」や、東京スカイツリー、東京ビッグサイト、福井県立恐竜博物館の3拠点で5Gを用いて行ったリアルタイムセッション、ヒューマノイドロボットの遠隔操縦などの事例が紹介された。中村氏は、今後もより多くのユースケースに取り組んでいくとしたうえで、「これからはビジネスとして成立するものを打ち出していかなければならない」と強調した。

左=ジオスタ・サッカーの概要/中央=5Gを用いたリアルタイムセッションの概要ドコモの5G導入に向けたスケジュール/右=ヒューマノイドロボットの遠隔操縦の概要(クリックで拡大)

 また、4月10日に発表された5G周波数割り当て結果も紹介。NTTドコモは3600M〜3700MHz帯、4500M〜4600MHz帯、27.4G〜27.8GHz帯の3枠を割り当てられており、「非常にいい結果になった。開発を加速し、プレ5G、そして商用化を目指していく」と述べた。

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