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TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア2019)特集
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» 2019年05月10日 10時30分 公開

用途によってはPLCの代替にも:プロセッサ搭載のプログラマブル電源、コーセルが展示 (1/2)

 コーセルは、「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」(2019年4月17〜19日、千葉・幕張メッセ)で、標準電源の出力電圧や電流、入出力インタフェースをコントロールできる、次世代プログラマブル電源「PCA600-XPFP」を提案した。

[永山準,EE Times Japan]

 コーセルは、「TECHNO-FRONTIER 2019(テクノフロンティア)」(2019年4月17〜19日、千葉・幕張メッセ)で、標準電源の出力電圧や電流、入出力インタフェースをコントロールできる、次世代プログラマブル電源「PCA600-XPFP」を提案した。同社が提供する標準電源と同じハードウェアに独自のプロセッサを搭載したもので、BASIC言語をベースとした独自言語によって簡単にプログラミングが可能かつ、外付け回路の必要もないため、制御回路の設計の手間や、高価なPLC(Programmable Logic Controller)の利用によるコスト増も回避することができる。現在、総合開発環境とともに開発中という。

簡単にプログラミング可能

 PCA600-XPFPは、同社が独自に開発した「PFP(プログラマブル・ファンクション・プロセッサ)」を搭載した標準電源。従来、PLCと制御回路で行っていた電源制御が、外付け回路を使うことなく、PFPにプログラミングするだけで可能になる。入力インタフェースを7つ、出力インタフェースを5つ搭載しており、同時に8個のプログラムを並列で実行可能だ。一度プログラムを書き込んだ後は、PCを使わなくとも動作できる。専用のLCD(液晶ディスプレイ)を取り付けることで内部情報のモニターも可能になるという。

PCA600-XPFPの本体(クリックで拡大)

 ハードウェアは、既に市場で実績のある同社の標準電源「PCA600F」と同様のため信頼性は高い。また、PLCを使わないため比較的安価であり、外付け回路の必要がないため省スペースが実現しているのも特長だ。同社の説明担当者は「PLCを使用するとどうしてもコストが高くなる。PCA600-XPFPは多少のプログラムであれば、PLCを使わなくても十分に対応できる」と話していた。

PCA600-XPFPの機能や特長(クリックで拡大)

 プログラミングにはBASIC言語をもとに同社が独自に開発した「PS-BASIC言語」を使用。電源のコントロールに適したコマンドや変数は準備されているので、簡単に入出力などの電源制御ができるようになる。さらに、総合開発環境も開発中であり、「プログラムの編集」や「書き込み機能」に加え、「ステップ実行」「ブレークポイント設定」「変数Watch」といったデバッグに必要な機能も搭載される予定という。

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