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OKI電線、ウェアラブルデバイス向け伸縮PFC人体の複雑な動きにも追従

OKI電線は、ウェアラブルデバイスなどの用途に向けたフレキシブル基板「伸縮FPC」を発売した。人体の複雑な動きに対しても追従できる柔軟性を実現している。

» 2019年06月07日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

はんだを用いた部品実装も可能

フレキシブル基板「伸縮FPC」の外観

 OKI電線は2019年6月、ウェアラブルデバイスなどの用途に向けたフレキシブル基板「伸縮FPC」を発売した。人体の複雑な動きに対しても追従できる柔軟性を実現している。

 伸縮FPCは、FPC基材として一般的に用いられている「ポリイミド」に替えて、ゴムのように繰り返し伸縮できる基材を採用した。この基材は耐熱性にも優れ、はんだを用いた部品実装も可能だという。

 回路導体には、これまでと同様の銅配線を採用しているが、配線を工夫することで伸縮基材に対応する。銅配線を用いることで、伸縮時の導体抵抗値の変化も小さいという。このため、胸部の状態などを計測するウェアラブルセンサーとしての応用も可能である。

 伸縮FPCは、「JPCA SHOW 2019(第49回国際電子回路産業展)」(2019年6月5〜7日、東京ビッグサイト)の自社ブースに展示する。

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