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» 2019年07月12日 09時30分 公開

SEMIが年央市場予測を発表:世界半導体製造装置市場、2020年には回復へ

2019年の半導体製造装置販売額は、2018年に比べて約18%減少するが、2020年には再びプラス成長に回復する見通し――。SEMIが2019年年央の世界半導体製造装置市場予測を発表した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

地域別で2019年は台湾、2020年は中国が最大市場に

 SEMIは2019年7月10日(米国時間)、2019年年央の世界半導体製造装置市場予測を発表した。2019年の半導体製造装置(新品)販売額は、2018年に比べて約18%減少するが、2020年には再びプラス成長に転じる見通しだ。

 今回の年央市場予測は、SEMIの「World Fab Forecastデータベース」と製造装置メーカーの見解に基づいてまとめた。これによると、半導体製造装置の販売額は、2018年に過去最高の645億米ドルを記録した。ところが2019年は、足元の設備投資抑制や、不確実性の増大などの影響もあり、前年比18.4%減の527億米ドルと落ち込む。一方、2020年の市場規模は588億米ドルに回復する予測で、前年比11.6%の成長を見込んでいる。

 2019年の市場を装置カテゴリー別に予測した。ウエハープロセス処理装置市場は2018年に比べて19.1%減少し、422億米ドルとなる。ファブ設備装置やウエハー製造装置などその他の前工程装置は4.2%増の26億米ドルを見込む。組み立ておよび、パッケージング装置は22.6%減少し31億米ドル、テスト装置は16.4%減少の47億米ドルとなる見通しだ。

 地域別では、首位が入れ替わると予測した。2019年に21.1%の伸びを予想する台湾が、123億1000万米ドルとなり、韓国と中国を抜き最大規模となる。2位は中国で116億9000万米ドル。韓国は設備投資の抑制などにより、需要が大きく落ち込む。北米は8.4%の成長となり、市場規模では4番目となる。日本は61億4000万米ドルで、2018年実績に対し大きく落ち込む公算だ。

地域別市場予測 ※金額は10億米ドル
  2016年 2017年 2018年 2019年予測 2020年予測
韓国 7.69 17.95 17.71 9.22 11.75
中国 6.46 8.23 13.11 11.69 14.5
台湾 12.23 11.49 10.17 12.31 11.55
日本 4.63 6.49 9.47 6.14 8.98
北米 4.49 5.59 5.83 6.32 5.19
その他地域 3.55 3.2 4.04 3.22 3.47
欧州 2.18 3.67 4.22 3.79 3.35
合計 41.23 56.62 64.55 52.69 58.79
※数字を丸めているため、合計が一致しない場合がある (出典:SEMI、2019年7月)

 SEMIは、2020年の装置市場についても予測した。特に中国は、メモリ投資の新規プロジェクトなどもあり、145億米ドルの規模を予測。地域別では台湾を抜いて首位となる。韓国も117億5000万米ドルまで回復する見通し。日本は46.4%増加し89億8000万米ドルと予測した。

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