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» 2019年07月16日 13時30分 公開

福田昭のデバイス通信(192) 2019年度版実装技術ロードマップ(3):「情報通信」「医療・生命科学」「モビリティー」「新たな技術と材料、市場」に注目 (1/2)

JEITAが発行した「2019年度版 実装技術ロードマップ」について、「注目される市場と電子機器群」の分類と定義を紹介する。2019年度版では、大テーマが「情報通信」「メディカル・ライフサイエンス(医療・生命科学)」「モビリティー」「新技術・新材料・新市場」となっている。

[福田昭,EE Times Japan]

これからの社会のあるべき姿「Society 5.0」

 電子情報技術産業協会(JEITA)が発行した「2019年度版 実装技術ロードマップ」に関する完成報告会(2019年6月4日に東京で開催)と同ロードマップの概要をシリーズでご報告している。今回はその第3回である。

 なお今回から、JEITAの特別なご厚意によって完成報告会の講演スライドを一部、ご紹介できるようになった。JEITAのご協力に、この場をお借りして感謝したい。

 それでは本題に戻ろう。前回は、2019年度版ロードマップが中心として描く視点と、注目すべきポイントをご紹介した。ロードマップの作成で中心的な役割を果たしたJEITAのJisso技術ロードマップ専門委員会で委員長をつとめた深澤秀幸氏(日立製作所)が説明した内容の抜粋である。

 今回は完成報告会から、第2章の「注目される市場と電子機器群」の分類と定義についてご紹介する。このパートの発表者は、Jisso技術ロードマップ専門委員会でWG1(市場動向/分析・課題抽出ワーキンググループ)の主査をつとめた森将人氏(パナソニック)である。

完成報告会のプログラム。プログラムで2番目の「注目される市場と電子機器群【全体概要】」を今回は主にご報告している。出典:JEITA(クリックで拡大)

 分類と定義の背景にあるのは、IoT(モノのインターネット)/ビッグデータ/AI/ロボット/5Gといった技術が普及していくことで、産業と社会の変革が進行しているという現状認識だ。例えば日本では内閣府が、これからの社会のあるべき姿を「Society 5.0」と呼称している。2016年1月に内閣府が閣議決定した「第5期科学技術基本計画」(5カ年計画)で「超スマート社会(Society 5.0)」として提唱し、2018年6月に閣議決定した「未来投資戦略 2018」では「Society 5.0」の実現に向けたプロジェクト群(次世代モビリティ構築や次世代ヘルスケア構築など)を打ち出した。

「Society 5.0」で実現する社会の概要。出典:内閣府のウエブサイト
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