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竹芝が“未来都市”に!ソフトバンクの次世代街づくり本社も移転、2020年の開業を目指す(1/3 ページ)

AI、5G(第5世代移動通信)、そして各種IoT(モノのインターネット)機器など、最先端のテクノロジーを融合した"スマートシティー"の実現が近づいている。舞台となるのは東京都港区の「竹芝地区」。ソフトバンクと東急不動産が共同で、2020年の開業を目指して開発を続けている。

» 2019年07月26日 13時30分 公開
[永山準EE Times Japan]

 AI、5G(第5世代移動通信)、そして各種IoT(モノのインターネット)機器など、最先端のテクノロジーを融合した"スマートシティー"の実現が近づいている。舞台となるのは東京都港区の「竹芝地区」。ソフトバンクと東急不動産が共同で、2020年の開業を目指し、開発を続けている。

「スマートシティー」竹芝地区のモデル(クリックで拡大)

竹芝を「スマートシティー」のモデルケースに

 ソフトバンクと東急不動産は2019年7月、竹芝地区に最先端テクノロジーを取り入れたスマートシティーを共同で開発することを合意した。

ソフトバンクのテクノロジーと、東急不動産の都市開発やエリアマネジメントに関する知見と掛け合わせ、「スマートシティー」の開発を進める(クリックで拡大)出典:ソフトバンク

 竹芝地区は、2015年に国家戦略特別区域計画に指定されており、東急不動産は、「(仮称)竹芝地区開発計画」として、コンテンツ産業を核とした国際ビジネス拠点の形成を目的に、同地区の総延床面積約20万m2を開発している。この合意では、2社共同で、人流データや環境データを収集、解析、リアルタイム活用するスマートビル、スマートシティーの構築を進めていくと説明している。ソフトバンクは2020年度中、このビルに本社を移転する予定だ。

 また、同地区では、ロボティクスやモビリティ、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、5G、ドローンなどの幅広い領域でテクノロジーの検証も行っていくほか、最先端のテクノロジーを検証したい企業や団体の募集も予定している。さまざまな事業者によるテクノロジーが集まる「スマートシティーのモデルケース」の構築に取り組んでいくという。

「(仮称)竹芝地区開発計画」と「竹芝地区エリアマネジメント」の対象範囲(クリックで拡大)出典:ソフトバンク
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