CEVAは、民生用やIoT(モノのインターネット)機器向けセンサー処理のソフトウェアやコンポーネント事業を手掛けるHillcrest Labs(ヒルクレスト・ラボラトリーズ)を買収する。
CEVAは2019年7月、民生用やIoT(モノのインターネット)機器向けセンサー処理のソフトウェアやコンポーネント事業を手掛けるHillcrest Labs(ヒルクレスト・ラボラトリーズ)を買収すると発表した。
ヒルクレスト・ラボラトリーズは、インターデジタル傘下の企業で、15年以上も前からセンサー処理関連の事業を展開。同社が提供するソフトウェア「MotionEngine」は、カメラのコンピュータビジョンやAI(人工知能)処理、マイクの音声処理などに適しており、CEVA DSPを始め、Arm Cortex-Mシリーズや同Aシリーズ、RISC-VコアなどのRISCプロセッサ上で動作する。
これまで1億セットを上回る機器に、ヒルクレスト・ラボラトリーズの技術が採用されてきた。例えば、慣性計測装置(IMU)などの各種センサーをはじめ、自立型ロボットやドローン向け高精度ナビゲーションなどがある。
センシングプラットフォームやAIプロセッサを手掛けるCEVAは今後、CEVA DSPのライセンス供与先に対して、ヒルクレスト・ラボラトリーズ製のソフトウェアやセンサー統合技術も直接提供することが可能となる。
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