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Microchip、AI機能搭載のエッジ機器開発を支援memBrainソリューションで実現

Microchip Technologyは、子会社のSilicon Storage Technology(SST)を介し、電池駆動のエッジデバイスにAI推論機能を搭載するための支援を行う。

» 2019年08月14日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

消費電力を10分の1〜20分の1に低減

 Microchip Technologyは2019年8月、子会社のSilicon Storage Technology(SST)を介し、電池駆動のエッジデバイスにAI推論機能を搭載するための支援を行うと発表した。その中核となるのはアナログメモリ技術「memBrainニューロモーフィックメモリソリューション」である。

 SuperFlash技術を用いた同社のアナログフラッシュメモリソリューションは、ニューラルネットワークのVMM(Vector Matrix Multiplication)を実行するのに適しているという。例えば、内蔵するフローティングゲートにシナプス加重を保存するため、システムのレイテンシが大幅に向上する。DSPとSRAMやDRAMを用いた従来型に比べて、消費電力を10分の1〜20分の1に低減することができ、部品コストも大幅に節減可能だという。

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