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» 2019年08月20日 09時30分 公開

車載機器向け仮想開発環境を拡充:Synopsys、QTronic買収で最終合意

Synopsys(シノプシス)は、車載ソフトウェアやシステム開発向けシミュレーション/テスト・ツールベンダーのQTronicを買収することで最終合意した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

車載システム/ソフトウェアの開発期間短縮へ

 Synopsys(シノプシス)は2019年8月6日(米国時間)、車載ソフトウェアやシステム開発向けシミュレーション/テスト・ツールベンダーのドイツQTronicを買収することで最終合意に達したと発表した。

 電気自動車や自動運転システムの開発競争がし烈となる中で、車に搭載されるソフトウェアも大規模で複雑となる。こうした状況で注目されるのが、仮想的な開発環境やテスト環境を活用したシステム/ソフトウェア開発の効率化である。

 2006年に設立されたQTronicは、仮想ECUプラットフォームを用いて、路上テストやテスト装置による開発タスクをWindows PC上で実行できる「Silver」や、最小限の仕様から最適なテストシナリオを自動生成するテスト自動化ツール「TestWeaver」などの製品を提供している。

 Synopsysは、QTronicの技術/製品も活用し、システム開発の工期短縮につながる、包括的なオートモーティブ仮想開発ソリューションを提供していく。

 Synopsysによると、買収は同社の2019年会計年度第4四半期に完了する見込み。買収金額を含め詳細の条件は公表していないが、今回の買収によってSynopsysの財務に与える影響は極めて軽微だとする。

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