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» 2019年10月04日 15時30分 公開

CEATEC 2019事前情報:リフロー実装可能なMS系リチウム電池を展示 SII

2019年10月15〜18日にかけて、「CEATEC 2019」が千葉・幕張メッセで開催される。SIIは、マイクロ電池とセンサーネットワークシステムについて出展する。

[EE Times Japan]

「CEATEC 2019」が10月15日に開幕

 2019年10月15〜18日にかけて、「CEATEC 2019」が千葉・幕張メッセで開催される。2016年からのテーマである「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」が、ことしも採用されている。

 CEATEC 2019の開催に先立ち、アイティメディアの製造業向け5媒体であるEE Times Japan、EDN Japan、MONOist、スマートジャパン、BUILTは、特設ページを設け、注目企業の見どころや新製品リリースなどの事前情報を紹介していく。

 今回は、セイコーインスツル(SII)の出展内容を紹介する。

リフロー実装が可能なMS系リチウム二次電池

 SIIは、マイクロ電池とセンサーネットワークシステムの製品群を展示する。

 マイクロ電池については、新製品マンガン-シリコン(MS)系リチウム二次電池「MS621R」と「MS421R」、小型電気二重層キャパシターを紹介する。

 「MS621R」と「MS421R」は、主にリアルタイムクロックなどのバックアップ電源に使われれるコイン形リチウム二次電池。MS621R、MS421Rは、従来はリフロー実装が不可能だったMS系リチウム二次電池を、「世界で初めて*)」(SII)リフロー実装可能にすることで、SIIの従来品である「ML414H」(マンガン-リチウムアルミ合金[ML]系リチウム二次電池)と比較して、高耐圧化、高容量化、サイクル特性の飛躍的な向上を実現したという。なおMS621Rは、2019年10月に量産を開始する。

*)2019年6月時点。

 小型電気二重層キャパシター「CPH3225A/CPM3225A/CPX3225A」は、厚み1mm以下の低背製品であり、3種それぞれの特性に合わせて、エナジーハーベストの蓄電、小型通信端末のメイン電源、リアルタイムクロックのバックアップ電源など、幅広いな用途に活用できるとする。これらのキャパシターシリーズは、完全密閉のセラミックパッケージを採用することで、外部からの水分の浸入がなく、電解液の劣化を抑制できるという。

MS系リチウム二次電池(左)と小型電気二重層キャパシター(クリックで拡大)

 SIIは、「産業分野においてIoT(モノのインターネット)デバイスは、今後爆発的に普及することが予測されている。そうした中、エナジーハーベストで電源を確保し、電池切れの心配が無いメンテナンスフリーのIoTデバイスの補助電源として、小型のチップキャパシターシリーズが最適ではないかと考えている」と述べている。

無線センサーネットワーク用の新たなセンサー

 センサーネットワークシステムは、SIIの無線センサーネットワーク「ミスター省エネ」シリーズの新製品を展示する。店舗、倉庫、車両の冷凍・冷蔵庫の温度管理に役立つ防水・プローブ型温度センサーや、電源のない場所にも設置できる自己給電方式の電流センサーを紹介する。さらに、ミスター省エネのネットワークを利用できるバイタルセンサーの新しいモデルも、披露する予定だ。

 上記のうち、防水・プローブ型温度センサーは、防水仕様の筐体にプローブの先端に温度センサーを取り付け、プローブ長さを2種類用意し、設置の多様性を示すという。自己給電の電流センサーは、バッテリーやAC電源を利用せず、電流値を計測することができることをデモ運用を展示する。バイタルセンサーは、実際に人に装着し、オンタイムで人体情報を展示する予定だ。CEATEC会場では、アプリを使い、それぞれの実運用を体験できるようになっている。

自己給電方式の電流センサー「SW-42DO」(左)と冷凍・冷蔵庫用の温度センサー「SW-42PO」(クリックで拡大)

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