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» 2019年10月31日 10時30分 公開

福田昭のデバイス通信(209) 2019年度版実装技術ロードマップ(20):第5世代(5G)移動通信システムが2020年代の通信を支える (1/2)

電子情報技術産業協会(JEITA)が発行した「2019年度版 実装技術ロードマップ」の概要をシリーズで伝えている。今回から「第5世代(5G)移動通信システム」の内容を説明していく。

[福田昭,EE Times Japan]

移動通信システムの世代は約10年ごとに交代

 電子情報技術産業協会(JEITA)が発行した「2019年度版 実装技術ロードマップ」に関する完成報告会(2019年6月4日に東京で開催)と同ロードマップの概要をシリーズでご報告している。今回はその第20回である。

 本シリーズの第15回から、ロードマップ本体の第2章第5節に当たる「新技術・新材料・新市場」の概要を紹介している。「2.5 新技術・新材料・新市場」には、「2.5.1 サーマルマネジメント(熱管理)」と「2.5.2 マイクロLED」、それから「2.5.3 5G移動通信システム」の3つ項目がある。前々回前回は、次世代フラットパネルディスプレイ(平面パネルディスプレイ)のキーデバイスである「2.5.2 マイクロLED」の概要を紹介した。今回から、「2.5.3 5G移動通信システム」の内容を説明していく。

2019年6月4日に東京で開催された「2019年度版 実装技術ロードマップ」完成報告会のプログラム。本シリーズの第15回から第2章「注目される市場と企業群」の第5節「新技術・新材料・新市場」(プログラムの6番)を説明している 出典:JEITA (クリックで拡大)
第2章第5節「新技術・新材料・新市場」の目次。前々回前回は「2.5.2 次世代ディスプレイ 〜マイクロLED〜」をご紹介した。今回から「2.5.3 次世代通信 5G」の概要を説明していく 出典:JEITA (クリックで拡大)

 第5世代(5G)移動通信システムについては、本シリーズの第4回でごく簡単に触れた。ロードマップでは第2章第2節第1項の「2.2.1 情報通信概要」に相当する。そこで始めは「2.2.1 情報通信概要」の中で5G移動通信システムに関する部分を、もう少し詳しく説明しておこう。

 移動通信システム(移動体通信システム、携帯電話システム)は1980年代の第1世代(1G)から始まり、1990年代の第2世代(2G)、2000年代の第3世代(3G)、2010年代の第4世代(4G)とほぼ10年ごとに世代交代を繰り返してきた。この間に最大通信速度は第1世代の10Kビット/秒から第4世代の1Gビット/秒へと、約10万倍に向上した。

移動通信システムの進化(第1世代〜第5世代) 出典:総務省総合通信基盤局「第5世代移動通信システム導入のための特定基地局の開設に関する指針について」(2018年12月14日公表) (クリックで拡大)
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