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» 2019年11月13日 11時00分 公開

優秀な人材確保狙う、初代所長はソニー出身:SK hynix、日本にCMOSイメージセンサー開発拠点設置

SK hynixは東京、浜松町にCMOSイメージセンサーの開発拠点を設置したことを明かした。拡大するCMOSイメージセンサー市場を狙い、技術開発を強化する方針だ。初代所長には、ソニー出身の志村雅之氏が就任している。開設は2019年9月1日付。同社のニュースルームで2019年11月8日に公表した。

[永山準,EE Times Japan]

 SK hynixは東京、浜松町にCMOSイメージセンサーの開発拠点を設置したことを明かした。拡大するCMOSイメージセンサー市場を狙い、技術開発を強化する方針だ。初代所長には、ソニー出身の志村雅之氏が就任している。開設は2019年9月1日付。同社のニュースルームで2019年11月8日に公表した。

研究開発拠点が入居するビル 出典:SK hynix

 スマートフォン搭載カメラの多眼化、大判化の流れを受け、イメージセンサー市場は活況だ。今後は5G(第5世代移動通信)の本格化などによってさらに幅広い分野での拡大が期待されている。米国の市場調査会社IC Insightsによると、CMOSイメージセンサーの世界市場は2018年には142億米ドル規模だったが、2019年末までに155億米ドルにまで達する見通し。さらに市場は成長を続け、2023年には213億米ドルにまでなると予測されている。

 このCMOSイメージセンサー市場では、ソニーがトップシェアを誇っているほか、開発製造において長い歴史を持つ日本企業がある。SK hynixは、「世界のイメージセンサーイノベーションの中心に開発拠点を設立することにより、優れた人材を確保し、グローバルネットワークの構築を通じて技術力をさらに強化することを目指す」と、研究開発拠点設置の狙いを述べている。

 また、SK hynixは「DRAMとNANDフラッシュに注力することで堅調なビジネスを続けているが、需要の変動により市場環境の上下を経験してきた」と説明。「CMOSイメージセンサーのテクノロジー開発により、SK hynixは市場環境に対応しながらビジネスの安定性を促進し、ビジネスを多様化できる」と述べ、事業の多様化による安定性向上を図る方針を示している。

 初代所長の志村雅之氏はソニー出身で、35年以上にわたりセンサーデバイスに関わってきた経験があるという。志村氏は、「新施設によって、日本に集中した多様なCMOSイメージセンサーリソースへの究極のアクセスが得られる。これは、主要な日本の大学との共同研究開発にまでおよび、新技術の開発などCMOSイメージセンサー事業のさまざまな側面に貢献することが期待される」としている。

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