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ET & IoT Technology 2019 特集
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» 2019年11月22日 13時30分 公開

IP67に準拠:防水型の産業用ラズパイ、Compute Module 3+を搭載

ドイツHartingの日本法人であるハーティングは「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、「Raspberry Pi(ラズパイ)」をベースにした産業用エッジコンピュータと「MICA(ミカ)-R」のデモを展示した。

[村尾麻悠子,EE Times Japan]

 ドイツHartingの日本法人であるハーティングは「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、「Raspberry Pi(ラズパイ)」をベースにした産業用エッジコンピュータと「MICA(ミカ)-R」のデモを展示した。

 Hartingは2016年から、Linux OSのモジュラー型産業用コンピュータ「MICA」を提供している。MICA-Rは、このMICAに、組み込み機器向けにラズパイを搭載するためのモジュールボード「Raspberry Pi Compute Module 3+」を搭載したもので、日本チームが主体となって開発した製品だ。

「MICA-R」の外観。外形寸法は、幅132mm×奥行き86mm×高さ35mm(クリックで拡大)

 MICA-Rは、電源基板、カスタム可能な拡張ボード、CPUボードで構成されていて、CPUボードにRaspberry Pi Compute Module 3+が搭載されている。筐体は、IP67に準拠したアルミ筐体で、機械に直接取り付けることができる他、鉄道車両や屋外で使用できる。拡張ボードは、ネットワーク接続機能やIO-Link接続機能、USBポート、マイコン(「STM32」)などを搭載したものを、各種用意している。

 USB 2.0、イーサネット、電源(M8)、オプションインタフェースとしてRS-232CまたはI2Cを備えた基本タイプ(メモリは16Gバイト)「MICA-R Basic」の本体価格は3万4800円。なお、メモリの容量は16Gバイトの他、4Gバイト、8Gバイト、32Gバイトのオプションがある。MICA-Rは、2019年11月27日に発売する。

 ET展のデモでは、MICA-Rと、ハーティングが提供するMEMS振動センサー、無線センサーボックスを組み合わせて、モーターの故障診断を行うデモを展示した。

左=ET展でのデモの構成。手前の黒いボックスが、無線センサーボックス。920MHzのサブギガ帯を使って無線通信を行う。写真右側が、モーターと振動センサー。このデモでは、振動センサーから取得したデータは、無線センサーボックスに搭載したSTMicroelectronicsの省電力マイコン「STM32L4」でサンプリングを行っている/中央=振動センサー。モーターにネジで取り付けている/右=振動センサーから取得した生データを、FFT(フーリエ変換)したグラフ。突出して高いピーク波形などがあると、故障の前兆ではないかと予知できる(クリックで拡大)
「MICA-R」の耐環境性。50℃で10時間、CPUをほぼフル稼働(95%)させた場合の温度上昇を示している。サーモグラフィーのデータにある「RevPi3」というのは、ハーティングが提供している産業用ラズパイ。MICA-Rの温度上昇が他の2つに比べてかなり小さいことが分かる 出典:ハーティング(クリックで拡大)
MICA-Rの活用例。USBカメラ、ロボットアームと組み合わせて構成したロボットビジョン。カメラで部品を撮影した後、MICA-Rが映像から部品の位置を特定し、その位置までロボットアームを動かす 出典:ハーティング(クリックで拡大)

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