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ET & IoT Technology 2019 特集
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» 2019年12月05日 09時30分 公開

ET&IoT Technology 2019:「Formula E」レーシングカーにも搭載、GHSのRTOS

グリーン・ヒルズ・ソフトウェア(GHS:Green Hills Software)は、「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、同社のリアルタイムOS(RTOS)「INTEGRITY」および仮想化技術「Multivisor」を用いたパートナー企業のソリューションや、フォーミュラEに参戦するインドの「マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチーム」の実車などを展示していた。

[永山準,EE Times Japan]

 グリーン・ヒルズ・ソフトウェア(GHS:Green Hills Software)は、「ET&IoT Technology 2019」(2019年11月20〜22日、パシフィコ横浜)で、同社のリアルタイムOS(RTOS)「INTEGRITY」および仮想化技術「Multivisor」を用いたパートナー企業のソリューションや、フォーミュラEに参戦するインドの「マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチーム」の実車などを展示していた。

展示されていたマヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームの実車(クリックで拡大)

安全性、機能性を強調

 GHSが展示を行ったのは、日本国内販売代理店であるアドバンスド・データ・コントロールズのブース内。INTEGRITYや仮想化ソリューション「INTEGRITY Multivisor」を用いたソリューションのほか、これらを実装したパートナー各社のデモンストレーションを披露していた。

 まず紹介したのは、INTEGRITYとMultivisorを用いてROS(Robot Operating System)システムをデバッグするデモだ。ROSを仮想化する際のデバッグ環境として、GHSの統合開発環境「MULTI」を利用することで、Linux上でアプリケーションの開発をはじめ、HIL(Hardware-in-the-Loop)構成で実際のハードウェアとの統合ができるという。同社は「仮想化されたLinux環境が包括的に可視化されており、効率的なデバッグが可能だ」としている。

左=用意されていたデモ/右=ROSプログラムのデバッグデモの構成図

 このほか、パートナーであるStradVision(ストラドビジョン)による、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転向けのディープラーニングベースの物体知覚ソフトウェア「SVNet」のデモも行っていた。ルネサス エレクトロニクスの「R-Car V3H」に最適化したSVNetを、自動車分野向けの機能安全規格ISO 26262 ASIL Dをはじめとする高い安全規格の認証を取得するINTEGRITY上で実行することで、より安全かつセキュアに動作している。

SVNetのデモの様子。モニターに映るリアビューの動画を、カメラで捉えリアルタイムで人や車両を認識する様子が紹介されていた(クリックで拡大)

 会場では2019年7月にGHSがパートナーシップを結んだ、インドのEVメーカーMahindra & Mahindra(マヒンドラ&マヒンドラ)のマヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームの実車も展示していた。

マヒンドラ・レーシング・フォーミュラEチームの実車。ルネサスのロゴが目立つ(クリックで拡大)

 同チームはルネサスともパートナーシップを結び、車体、バッテリーの管理などにおいて同社の製品を複数搭載しているが、「システム開発にあたり、かなりの部分でGHSのツールが使用されている。バッテリーを監視、分析する管理システムは、INTEGRITYを組み込んだR-Carデバイスによって実現している」と説明していた。

GHSのロゴも後部に掲示されている(クリックで拡大)

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