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» 2020年01月30日 09時30分 公開

「成毛氏の路線引き継ぐ」キオクシア新社長、早坂氏新社名「前向きに受け止められている」(2/2 ページ)

[永山準,EE Times Japan]
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キオクシアの「3つのポイント」

 早坂氏は説明会で、「メモリはAIやIoT(モノのインターネット)、クラウドなど、さまざまな先進技術を実現するための基幹部品だ。多くの産業を支える基盤でもある。今後もこの産業のコメのような存在であり続けるということは確実だ。人やマシンによってさまざま場所で膨大なデータが生まれ、記憶する技術の役割は今後ますます重要になる」と強調。そして、その中で勝ち抜くためにキオクシアが持つ強みとして、「テクノロジーリーダーシップ」「顧客やパートナーの目線で物事を見て行動する力」「革新性とスケール」の3つを挙げた。

 まず、「テクノロジーリーダーシップ」については、「当社はこれまでNANDや3D フラッシュメモリの開発で常に業界をリードしてきた。当社の記憶する技術は人々の生活に欠かすことのできないスマートフォンやPCなどといった電子機器、またデータセンターなどの情報インフラを支える設備において、必要不可欠なものであり、これらの製品を世界に供給していく」と説明。さらに、「これからの時代においては、当社の持つ技術力、生産力、製品のクオリティー、それに付随するサービス力、製品の信頼性、堅牢なセキュリティを確保する安全性などが非常に重要になる。これらを確実に担保することでキオクシアに対する顧客の信用も強固になると考えている」と話した。

 「顧客やパートナーの目線で物事を見て行動する力」については、「これまでも顧客の課題解決だけでなく、常に改良を続けることで満足度を高め、期待に応えることで高い評価を受けている。新しい時代においても人々の暮らしを豊かにする製品を共に作り上げるパートナーとして、顧客のニーズを親身に聞き実現することが最重要と考え、顧客、パートナーとともに新しいニーズ、新しい市場を切り開いていきたい」とした。

 そして、「革新性とスケール」に関しては、「既にメモリ技術研究所、先端メモリ開発センターなど最先端のR&D施設を有しているが、今後も最先端の研究開発に積極的に投資していく」と方針を示した。また、「四日市工場は、世界の3割以上のフラッシュメモリを製造し、世界最大の生産力と高い生産効率を誇っている。加えて2019年10月に新たに竣工した北上工場。これらの2つ工場は連携することで、今後さらに増加が期待されているメモリの需要に的確に対応していくことが可能になると確信している」と強調した。この北上工場については、既に生産を開始しており、「2020年上半期中には量産を開始する見通し」としている。

新社名は『前向きに受け止められている』

 また、2019年10月に変更した社名については、「伝統的な社名を変えるのはなかなか困難なことだったが4カ月経過して、キオクシアという名前が国内外を問わず、非常に前向きに受け入れられていることを実感している。ブランドを一新したことで、周囲からは『いままでよりも明るくなったんじゃないの』という声もいただいており、大変よろこんでいる」と述べた。

 さらに、「私はブランドが変わる以前から、『明るく元気な会社にしていこう』と言い続けていた」と続け、「これからは、ますますそのイメージを周囲に認知していただけるように、私自身が明るく元気に経営を行い、会社全体、そして社会全体を明るく元気にしていこうと考えている」と語った。

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