SEMIは、半導体向けシリコンウエハー出荷面積と販売額について、2019年の実績を発表した。いずれも2018年実績を下回っているが、販売額としては110億米ドル台を確保した。
SEMIは2020年2月4日(米国時間)、半導体向けシリコンウエハー出荷面積と販売額について、2019年の実績を発表した。いずれも2018年実績を下回っているが、販売額としては110億米ドル台を確保した。
SEMIは、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)が2019年末に実施したシリコンウエハー業界の分析結果を基に、出荷面積と販売額を発表した。これによると、2019年の出荷面積は総計で118億1000万平方インチとなった。過去最高を記録した2018年の127億3200万平方インチに比べると、7%の減少となる。
シリコンウエハーの販売額は111億5000万米ドルとなった。2018年実績の113億8000万米ドルに比べて、2%の減少となる。
SEMI SMGの副会長を務めるNeil Weaver氏は、「メモリ市場の軟化と在庫調整によって、2019年の世界半導体用シリコンウエハー出荷面積は減少したが、販売額は安定した力強さを示している」とコメントした。
SEMIが今回の調査で対象としている製品は、ウエハーメーカーよりエンドユーザーに出荷されたバージンテストウエハーやエピタキシャルウエハーを含む鏡面ウエハーおよび、ノンポリッシュドウエハーである。
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