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「MWC 2020」開催中止、新型肺炎への懸念を考慮GSMAが発表

「MWC(Mobile World Congress)」の主催者であるGSMAは2020年2月12日(スペイン時間)、同年2月24日からスペイン・バルセロナで開催予定であった、ことしのMWCを中止すると発表した。

» 2020年02月13日 09時59分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

 「MWC(Mobile World Congress)」の主催者であるGSMAは2020年2月12日(スペイン時間)、同年2月24日からスペイン・バルセロナで開催予定であった、ことしのMWCを中止すると発表した。

 GSMAはプレスリリースで「新型コロナウイルス感染症の拡大による世界的な懸念の高まりと、MWC開催に伴い、(来場者や出展社、報道関係者の)移動が多く発生すること、ホスト国の安全とさらなる感染拡大防止などを考慮し、本イベントの開催は不可能だと判断した」と述べている。

「MWC 2020」公式サイト トップページのスクリーンショット。開催中止を伝えるGSMAのリリースがトップに表示されている(クリックで拡大)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行の終息が見えない中、2月上旬から、Ericsson、NVIDIA、Intel、Facebook、Cisco Systems、NTTドコモ、ソニーなど、MWC 2020の大手出展社が次々と参加の取りやめを発表していた。

 GSMAはスペインとともに既に来年(2021年)を見据え、MWC 2021への開催準備に向けて協力していくとコメントした。

 MWC 2019の実績は、出展社数が2400社、来場者数が1万9674人、展示面積は12万m2だった。

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