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» 2020年03月13日 16時14分 公開

村田恒夫氏は引き続き会長に:村田製作所の新社長に中島氏、創業家以外から初 (1/2)

村田製作所は2020年3月13日、会長兼社長を務める村田恒夫氏が同年6月下旬に社長を退任し、現専務執行役員 モジュール事業本部長の中島規巨氏が新社長に昇格すると発表した。村田恒夫氏は、引き続き会長を務める。

[永山準,EE Times Japan]

 村田製作所は2020年3月13日、会長兼社長を務める村田恒夫氏が同年6月下旬に社長を退任し、専務執行役員モジュール事業本部長の中島規巨氏が新社長に昇格すると発表した。村田恒夫氏は、引き続き会長を務める。

新社長に昇格する中島規巨氏 

 2020年3月13日開催の取締役会において決議した。同年6月下旬開催予定の第84回定時株主総会および、同株主総会後の取締役会の決議で正式に決定する予定だ。

 創業者である村田昭氏、その長男で2代目の村田泰隆氏、そして現社長で泰隆氏の弟である村田恒夫氏に続く4代目社長となり、創業家以外から初めての社長となる。同社は異動理由について、「新たな経営体制のもと、経営基盤の強化および、企業価値の向上を図るため」としている。

 中島規巨(なかじま・のりお)氏は1961年9月21日生まれ。1985年に村田製作所に入社し、2006年、モジュール事業本部 通信モジュール商品事業部長に就任。その後、2010年には執行役員、2012年にモジュール事業本部長、2013年に取締役常務執行役員、2015年に通信・センサ事業本部長、エネルギー事業統括部長を歴任。2017年からはモジュール事業本部長、代表取締役専務執行役員に就任している。

新社長就任に向けた意気込みなど、中島氏コメント

 中島氏は以下のように述べている。

新社長就任に向けての意気込み

 5G(第5世代移動通信)や自動車の進化によりエレクトロニクス市場にも大きな変化が訪れる中、新社長として先頭に立ってチャレンジしていけることに大きな責任とともに湧き立つ想いを感じています。ステークホルダーのみなさまのご期待に応えていくには、将来のビジネス機会を見据えた独創的な技術、製品開発にしっかり取り組めるとともに、多様な社会的責任を果たしていける、変化に柔軟に対応できる組織作りが重要です。「エレクトロニクス産業のイノベーションを主導していく存在でありたい」という思いを込めた「Innovator in Electronics」の実践に向けてこれからも尽力していきます。

今後のムラタの目指す姿

 長期ビジョン(Vision2025)にも示している通り、経営基盤の強化とともに事業機会を広く捉えて、健全な成長を図っていきたいと考えています。特に事業面では、「部品を売る」という従来のビジネスモデルにこだわらず、ソリューションビジネスといった、将来のポートフォリオの中核になりうる新しい領域をどのように育てていくかも重要だと考えています。

 組織面では、既に権限委譲がかなり進んでいますが、現場レベルでより素早い判断ができるように、自律分散的と呼べるような体制づくりに取り組んでいきたいと思っています。これにより、事業スピードをさらに上げていきたいと考えています。また、ステークホルダーからの要求が高まっている経営のガバナンス強化、透明性向上という点でもさらに対応を進めていかなければいけないと考えています。社会の信頼と期待に応えるための社内体制整備、適切な情報発信に取り組んでいきます。

新体制で注力すること

 前述の通り、5G時代を迎えている通信市場、自動車の電装化が進む車載市場への取り組みを重要視し、注力していきます。足元の事業環境は不透明な要因も多いですが、中長期的に見てこれらの市場は確実に伸びていくものと考え、しっかり準備を進めていきます。

座右の銘

 日清食品の創業者、安藤百福氏の言葉となりますが「発明はひらめきから。ひらめきは執念から。執念なきものに発明はない」です。

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