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» 2020年04月09日 13時30分 公開

機器制御やネットワーク機能を集積:ルネサス、産業機器用32ビットRXマイコンを拡充

ルネサス エレクトロニクスは、産業オートメーション機器向け32ビットRXマイコンとして、機器制御とネットワークの機能を1チップで実現する「RX72N」と「RX66N」を追加した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

4Mバイトのフラッシュ内蔵、読み出し動作は120MHz

 ルネサス エレクトロニクスは2020年4月、産業オートメーション機器向け32ビットRXマイコンとして、機器制御とネットワークの機能を1チップで実現する「RX72N」と「RX66N」を新たに発表した。

 新製品はRXv3コアを搭載している。RX72Nは動作周波数が最大240MHzで、イーサネットは最大2チャンネルを搭載。RX66Nは動作周波数が最大120MHzで、イーサネット1チャンネルを搭載した。

 両製品とも、フラッシュメモリは4Mバイトを内蔵し、120MHzで読み出し動作が可能である。SRAMは1Mバイトを搭載した。GPIO(汎用入出力ポート)は最大182本を用意している。

RX72Nの外観とRXファミリーの製品群 (クリックで拡大) 出典:ルネサス エレクトロニクス

 また、モーターのベクトル制御を高速に行うための「三角関数演算器」(RX72Nのみ)や割り込み応答時間を短縮できる「レジスタ一括退避機能」を内蔵した。これにより、CPUの負荷を軽減することが可能になるという。

 セキュリティ機能やHMI機能も強化した。セキュリティエンジンとしてトラステッドセキュアIPを搭載した。AESや3DES、RSA、ECC、SHA、TRNGといった暗号処理や鍵管理が可能である。内蔵したフラッシュメモリのプロテクション機能と組み合わせれば、より安全なファームウェアアップデートやセキュリティブートを行うことができる。

 HMI機能については、LCDコントローラや2D描画エンジン、シリアルサウンドインタフェースを搭載した。高精細な画面表示を行う場合でも、メモリを別途外付けする必要はない。音声認識やノイズ低減のミドルウェアを組み合わせれば、ボイスコントロールの機能を実現できる。

 ルネサスは、ネットワーク機能やセキュリティ機能、HMI機能などを手軽に評価できるボード「RX72N Envision Kit」も用意した。販売価格(税別)は60米ドル前後を予定している。

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