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» 2020年04月13日 15時30分 公開

Industry 4.0の実現を加速:ST、振動検出用3軸MEMS加速度センサーを発表

STマイクロエレクトロニクスは、産業機器の振動検出に向けた3軸MEMS加速度センサーと、これらを搭載した評価キットを発表した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

プラグ&プレイの評価キットも

 STマイクロエレクトロニクスは2020年4月、産業機器の振動を検出する3軸MEMS加速度センサー「IIS3DWB」と、これらを搭載した評価キット「STEVAL-STWINKT1」を発表した。Industry 4.0(第4次産業革命)に向けた振動検知ソリューションを提供していく。

 IIS3DWBは、周波数特性が最大6kHzまでフラットなため、他社製品のように外部で複雑な信号処理を行う必要がない。しかも、状況に応じて75μg/√Hz(3軸モード)と60μg/√Hz(1軸モード)を選択することが可能で低ノイズを実現した。エリアシング・ノイズを防ぐ急峻(きゅうしゅん)なカットオフ特性と高い減衰性能を備えており、機械の振動を高精度に検出できるという。

 動作電流は3軸のフル動作モード時で1.1mAと小さく、センサー端末をより長く動作させることが可能となった。動作温度範囲は−40〜105℃である。パッケージは14端子のプラスチック製LGAで供給する。価格は約9米ドル。STマイクロエレクトロニクスによると、IIS3DWBはSPM Instrument製のバッテリー駆動ワイヤレス振動センサー「AIRIUS」に採用されているという。

3軸MEMS加速度センサー「IIS3DWB」と評価キット「STEVAL-STWINKT1」の外観 出典:STマイクロエレクトロニクス

 STEVAL-STWINKT1は、プラグ&プレイ型の評価キット。IIS3DWBに加え、慣性センサーや温湿度センサー、大気圧センサー、デジタルマイクロフォンおよび、広帯域アナログマイクロフォンといった各種センサー、FPU付きArm Cortex-M4プロセッサコアを内蔵した低電力マイコン「STM32L4R9ZI」などを搭載。セキュアエレメントIC「TSAFE-100」も実装可能だという。

 通信機能として、「Bluetooth Low Energy4.2」を搭載、「RS485」や「USB On The Go」にも対応する。オプションの「Wi-Fi拡張ボード」や、P-L496G-CELL02評価キットに付属する「STMod+セルラー拡張ボード」を利用することもできる。STEVAL-STWINKT1の価格は約99米ドルである。

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