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ZMP、小型で安価な高精細3D-LiDARを販売MEMSソリッドステート型

ZMPは、Robosenseが開発中のMEMSソリッドステート型3D-LiDAR「RSLiDAR-M1」について、予約販売を始めた。

» 2020年04月14日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

超広角視野LiDARと組み合わせて、自動運転レベル2以上に対応

 ZMPは2020年4月、Robosenseが開発中のMEMSソリッドステート型3D-LiDAR「RSLiDAR-M1」について、予約販売を始めると発表した。

 RSLiDAR-M1は、2019年11月に限定で試用販売した製品の普及版となる。ビーム波長は905nm。測定距離は120m@10%(米国NIST基準)、計測精度は±5cm。フレームレートは毎秒15フレーム、視野角は垂直方向が±12.5度、水平方向は±60度である。消費電力は最大28Wで、動作温度範囲は−20〜65℃となっている。

 形状は縦12cm、横11cm、高さ5cmのコンパクトサイズで、重さは0.8kg。従来の回転式LiDARに比べ、信頼性や部品コスト、組み込み容易性などに優れているという。価格(税と送料は別)は25万円で、納期は2020年6月以降となる。

上図は走行画像のイメージ、下図は装置の実装イメージ 出典:ZMP

 ZMPによれば、新製品と超広角視野のLiDARを組み合わせると、自動運転レベル2以上に対応することができるという。なお、今回提供する製品は車載グレード品ではないが、2021年には車載グレードの認定取得を目指している。

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