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» 2020年04月23日 14時52分 公開

リチウムイオン二次電池を採用:村田製作所、産業機器向け24V電池モジュール

村田製作所は、独自のリチウムイオン二次電池「FORTELION(フォルテリオン)」を採用した産業機器向け「FORTELION 24Vバッテリーモジュール」(LIPY041WWPCSY6)の量産を始めた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

バッテリーモジュールとBMUを一体化

LIPY041WWPCSY6の外観

 村田製作所は2020年4月、独自のリチウムイオン二次電池「FORTELION(フォルテリオン)」を採用した産業機器向け「FORTELION 24Vバッテリーモジュール」(LIPY041WWPCSY6)の量産を始めた。既存の鉛蓄電池と同等サイズのため容易に交換することができる。

 無人搬送車(AGV)やロボット、電動フォークリフトなど多くの産業機器はこれまで、鉛蓄電池を用いるのが一般的であった。近年は充電時間や電池寿命、さらには環境保護などの観点から、リチウムイオン二次電池などへの移行が進んでいる。

 村田製作所は、正極材にオリビン型リン酸鉄リチウムを採用した独自開発の「FORTELION」を用い、長寿命で急速充電が行え、高い安全性を実現したオールインワンタイプのバッテリーモジュールを開発した。

 LIPY041WWPCSY6は、バッテリーモジュールとバッテリーマネジメントユニット(BMU)を一体化した。外形寸法は195×132×180mmで、従来の鉛蓄電池と同等サイズを実現している。屋外での使用に向けて、IP54の防塵防水レベルを実現し、安全規格「UL2271」も取得した。また、残容量の検知精度も高く、残量をパーセンテージ(%)で表示することができる。

 1モジュール当たりの公称電圧/容量は、25.6V/21Ah/537Wh、最大放電電流は100A(5秒)/80A(25秒)/60A(連続)である。バッテリーモジュールの電圧や電流、温度、容量はCAN通信によって監視することができる。

 なお、LIPY041WWPCSY6に搭載したFORTELIONは、結晶構造が安定しており、大きな衝撃や圧力が加わっても発火しにくく高い安全性を実現している。充放電サイクルも1万回以上と、長期間の利用を可能にした。また、約1時間で容量の90%まで充電でき、メモリ効果も起きないという。

 同社は2018年より、厚みが71mmの薄型バッテリーモジュールとBMUを組み合わせて使用する、セパレートタイプの「FORTELION 24Vバッテリーモジュール」も量産している。

【お詫びと訂正】掲載当初、型番の記載に誤りがございました。お詫びして訂正いたします(2020年4月23日午後5時8分/編集部)

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