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» 2020年05月21日 13時30分 公開

より安全で快適な運転環境を実現:アルプスアルパイン、HMI技術で米社と関係強化

アルプスアルパインは、米国イマージョンとのライセンス契約を見直し、関係強化を図る。より安全で快適な運転環境を実現する次世代の車載向けHMI製品を開発していく。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

タッチフィードバック技術の振動制御を最適化

 アルプスアルパインは2020年5月、米国イマージョンとのライセンス契約を見直し、関係強化を図ると発表した。イマージョンの「Active Sensing technology」をアルプスアルパイン製品に組み込み、より安全で快適な運転環境を実現する次世代の車載向けHMI(Human Machine Interface)製品を開発していく。

 アルプスアルパインは、イマージョンと自動車用入力デバイスに関するタッチフィードバックテクノロジーのライセンス契約を2000年に締結した。2019年9月には、触覚によって情報を伝達する技術「ハプティック」を活用した製品の開発に向けて協力協定を締結した。

 自動車業界では、CASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)や「MaaS(Mobility as a Service)」などをキーワードに、次世代のクルマ作りを目指している。HMI領域でも、従来のメカニカル方式からタッチ入力や音声による操作が増加するなど、技術は大きく進化している。今回の関係強化もこうした市場の変化に対し、迅速な対応を図るのが狙い。

 具体的には、アルプスアルパインのタッチフィードバック技術にActive Sensing technologyを適用することで、振動制御を最適化させる。例えば、振動状況をリアルタイムにセンシングし、アクチュエータを制御することで、振動のデザイン性が大幅に向上するという。また、大きな振動力を発生させることが可能であり、2軸の自由度を持つ振動フィードバックデバイス「ハプティックリアクタ」と組み合わせれば、自在な振動デザインを実現できる。さらに、即応性と感触再現性能に優れた製品の開発が可能となる。

 アルプスアルパインは今後、車室内の各システムをシームレスに操作するための「エリアコントロールユニット」や、入力操作とディスプレイ機能を備えた多機能で高性能な表面素材「スマートサーフェス」などの開発に取り組む考えである。

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