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ソシオネクスト、LPWA ICタグ用SoCを開発へZiFiSenseやテクサーと共同で

ソシオネクストは、LPWA ICタグ「ZETag」用SoCについて、ZiFiSenseやテクサーと共同で開発する。このSoCは2020年度内に試作を終え、2021年度より量産を始める予定である。

» 2020年07月02日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

RFとMCUの機能を1チップに集積

 ソシオネクストは2020年6月、LPWA(Low Power Wide Area Network) ICタグ「ZETag」用SoCについて、ZiFiSenseやテクサーと共同で開発すると発表した。2020年度内に試作を終え、2021年度より量産を始める予定である。

 ZETagは、英国ZiFiSenseが提唱するZETA LPWAの「ZETA-Gプロトコル」を用いたICタグである。伝達距離は数kmと長く、新たなSoCの開発などにより、部品コストも数十円〜数百円と安価にできるのが特長である。このため、産業分野における資産管理や、物流分野での製品管理、医薬品や医療廃棄物の保管や管理など、幅広い用途に適用することが可能だという。

 ソシオネクストは今回、ZiFiSenseや日本におけるZETAアライアンスの代表理事を務めるテクサーと協力し、ZETag用SoCを開発することにした。このSoCは、これまで2チップで構成していたRFとMCUの機能を1チップに集積することで、形状や消費電力、コストなどの削減を可能にする。

ZETag用SoCの共同開発で基本合意したソシオネクストとZiFiSense、テクサーの3社

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