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Bluetooth 5.0対応無線モジュール用開発ボード応用製品の開発期間を短縮

STマイクロエレクトロニクスは、Bluetooth 5.0規格に準拠した無線モジュール「BlueNRG-M2SA」用の開発ボード「STEVAL-IDB008V1M」を発表した。

» 2020年07月03日 15時05分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

主要な無線機器規格の認証を既に取得

 STマイクロエレクトロニクスは2020年7月、Bluetooth 5.0規格に準拠した無線モジュール「BlueNRG-M2SA」用の開発ボード「STEVAL-IDB008V1M」を発表した。

 STEVAL-IDB008V1Mは、BlueNRG-M2SAをはじめMEMS大気圧センサー、6軸モーションセンサーなどを搭載している。これを用いて、BlueNRG-M2SAを応用した製品の開発と評価を迅速に行うことができる。低遅延で電力消費が少ないADPCMコーデックを備えており、「Voice-over-BLE」による音声ストリーミングなども行える。

 また、「Bluetooth SIG Mesh Profile v1.0」を実装したソフトウェアソリューション「STSW-BNRG-MESH」と組み合わせることも容易で、メッシュネットワークやサイバーセキュリティを提供する。

STEVAL-IDB008V1Mの外観

 BlueNRG-M2SAは、セキュリティ機能やプライバシー保護機能を高めたBluetooth 5.0規格準拠のSoC「BlueNRG-2」や、効率の高いセラミックアンテナ、RFバラン、水晶発振子、SMPS用インダクターなどを搭載した無線モジュールである。

 BlueNRG-M2SAの動作温度範囲は−40〜85℃で、RF出力は+5dBmである。電源は単4電池または1.7〜3.6Vで動作する。外形寸法は13.5×11.5mmと小さい。既に、米国「FCC」やカナダ「IC」、ヨーロッパ「RED」、日本「TYPE」の認証を取得しており、中国「SRRC」も申請中だという。

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