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» 2020年07月17日 10時30分 公開

PCIM Europe digital days 2020、ローム:バーチャルブースで第4世代SiC-MOSFETなど展示

ロームは、オンライン開催となったパワーエレクトロニクス展示会「PCIM Europe digital days 2020」(2020年7月7〜8日、ドイツ時間)に出展。バーチャルブースを用意し、第4世代SiC-MOSFETなどの製品を紹介していた。

[永山準,EE Times Japan]

 ロームは、オンライン開催となったパワーエレクトロニクス展示会「PCIM Europe digital days 2020」(2020年7月7〜8日、ドイツ時間)に出展。同社独自のバーチャルブースを用意し、第4世代SiC-MOSFETなど、車載、産機向けの最新製品を紹介していた。

リアルに近い形の体験を目指したブース構築

 PCIM Europeは、例年ドイツ・ニュルンベルクで開催されるパワーエレクトロニクスをテーマにした国際展示会だ。今回は、コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響からリアルでの開催を中止し、初のオンライン開催となった。PCIM出典常連のロームは、この展示会に併せてバーチャルブースを構築。「多くの方になじみを持っていただいているロームブースを再現したいと考え、極力リアルに近い形でバーチャルブースを構成した」と説明している。

PCIM Europe digital days 2020のために用意されたロームのバーチャルブース 出典:ローム

 バーチャルブースでは、「SiCテクノロジー」「IGBT」「ゲートドライバー」「モータードライバー」などのカテゴリーに分けたパネルを配置。来場者はリアルの展示会のように自由にブース内を移動しながらその詳細を見ることができたほか、バーチャルブース上からOne-on-Oneミーティングの申し込みやウェビナーの参加登録も可能となっていた。

車載、産機向けに、SiCデバイス新製品などを紹介

第4世代SiC-MOSFET 出典:ローム 

 ブースで目玉として紹介されていたのは、同年6月に発表した1200V耐圧の第4世代SiC-MOSFETだ。同社独自の技術である「ダブルトレンチ構造」をさらに短絡耐量時間を犠牲にすることなく、オン抵抗を従来比約40%減としたほか、スイッチング時の課題となっていた寄生容量を大幅に削減したことで、スイッチング損失を従来比約50%削減することに成功したもの。説明担当者は、「前世代から大幅に性能向上を達成しており、今後膨大な需要増が見込まれる車載用途への展開も視野に入れていることから、非常に期待している。欧州に限っても既に多くの問合せがある」と述べていた。

 展示は車載、産機にフォーカスした内容で、同年5月に発表した車載信頼性規格AEC-Q101に準拠した1200V耐圧のIGBT「RGBシリーズ」なども紹介していた。「車載対応している1200V耐圧のディスクリートIGBTはまだ市場に少なく、ロームの強みとする製品の1つだ。車載ヒーターや電動コンプレッサー用として、多数の顧客に検討してもらっている」としている。

 なお、このバーチャルブースは、PCIM Europe digital days 2020会期後も引き続きアクセス可能となっている。

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