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» 2020年10月30日 10時30分 公開

トレックス・セミコンダクター:全固体電池向けに特化した充電用ICを開発 (1/2)

トレックス・セミコンダクターは2020年10月30日、全固体電池など定電圧(CV)充電対応電池に特化した充電用レギュレーターIC「XC6240」と電池電圧監視IC「XC6140」の2製品を発売した。

[竹本達哉,EE Times Japan]

 トレックス・セミコンダクターは2020年10月30日、全固体電池など定電圧(CV)充電対応電池に特化した充電用レギュレーターIC「XC6240」と電池電圧監視IC「XC6140」の2製品を発売した。サンプル価格はいずれも100円(税別)。

左が充電用レギュレーターIC「XC6240」のUSPN-4パッケージ品。右が電池電圧監視IC「XC6140」のUSPQ-4B05パッケージ品 (クリックで拡大)

 新製品2製品は、昨今、開発/製品化が活発化している全固体電池や半固体電池と呼ばれCV充電に対応する2.3V系二次電池向けに開発された製品。従来のリチウムイオン二次電池などとは異なる全固体電池/半固体電池特有のニーズに応えた点が大きな特長だ。「発展途上にある全固体電池や半固体電池は、まだまだ容量が小さく、充電用IC、電圧監視ICといった周辺ICは、その限られた容量を少しでも無駄にしないための工夫が必要であり、新製品2製品に盛り込んだ」(トレックス製品企画部製品企画グループ技術副参事 山本洋一氏)

シンク電流を対策

 充電用レギュレーターICのXC6240は、消費電流を0.8μA、スタンバイ電流を0.1μAに抑えるだけでなく、充電していない時に発生する二次電池から充電ICに流れてしまう吸い込み電流(シンク電流)を0.24μAに抑えた点が特長だ。「従来、充電用レギュレーターではあまりシンク電流を意識していなかったが、容量が限られる次世代電池ではシンク電流が電池寿命を左右する無視できない要素になるため、XC6240ではシンク電流が流れないような対策を行い、対策を行っていない場合よりもシンク電流を10分の1程度に抑えることに成功した」(山本氏)とする。

充電用レギュレーターIC「XC6240」の概要 (クリックで拡大) 出典:トレックス・セミコンダクター

 XC6240は、上限充電電圧を超えた充電が一切行えないCV充電に対応するため、バラツキや周囲温度変化も考慮しながら、上限充電電圧を超えないように出力電圧が設定されている点も特長だ。入力電圧範囲は1.5〜6.0Vで、出力電圧は2.63V±1.5%。動作温度範囲−40〜+85℃。パッケージは、0.9×1.2×0.4mmサイズのUSPN-4、1.5×1.8×0.33mmサイズのUSP6B-06および、SSOT-24の3種類がある。

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