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東芝、LDOレギュレーターIC「TCR3RMシリーズ」高リップル圧縮度で低ノイズを実現

東芝デバイス&ストレージは、高いリップル圧縮度と低出力電圧ノイズを実現したLDOレギュレーターIC「TCR3RMシリーズ」32品種を発売した。スマートフォンやウェアラブル端末などの電源用途に向ける。

» 2020年11月05日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

出力電流最大300mA、出力電圧は0.9〜4.5V

 東芝デバイス&ストレージは2020年10月、高いリップル圧縮度と低出力電圧ノイズを実現したLDOレギュレーターIC「TCR3RMシリーズ」32品種を発売した。スマートフォンやウェアラブル端末などの電源用途に向ける。

 TCR3RMシリーズは、バンドギャップ回路や極めて低い周波数のみを通過させるローパスフィルター、低ノイズで高速なオペアンプを組み合わせた。これにより、100kHz以上のノイズ周波数に対して十分なリップル圧縮度と出力電圧ノイズ特性を実現した。リップル圧縮度は1kHzで100dB、100kHzで68dBである。出力電圧ノイズは5μVrms(出力電流10mA時)。

 TCR3RMシリーズは、出力電流が最大300mAで出力電圧は0.9〜4.5Vの範囲で製品を用意した。このため、用途に応じて出力電圧を選択することができる。入力電圧は1.8〜5.5Vである。パッケージは外形寸法が1×1mmで厚みが0.38mmのDFN4Cで供給する。

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