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» 2021年01月14日 14時00分 公開

トレックス・セミコンダクター:車載向けコイル一体型DC-DCコンバーターを拡充

トレックス・セミコンダクターは、コイル一体型DC-DCコンバーター製品「“micro DC/DC”」として、車載信頼性規格「AEC-Q100」に準拠した18V動作の「XDL603/XDL604」シリーズを新たに開発、販売を始めた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

AEC-Q100準拠のコイル一体型DC-DCで最小クラス

 トレックス・セミコンダクターは2021年1月、コイル一体型DC-DCコンバーター製品「“micro DC/DC”」として、車載信頼性規格「AEC-Q100」に準拠した18V動作の「XDL603/XDL604」シリーズを新たに開発、販売を始めた。

XDL603/XDL604シリーズの外観

 XDL603/XDL604シリーズは、制御ICとコイルを一体化しており、外付け部品としてセラミックコンデンサーと電圧設定用抵抗を追加すれば、DC-DCコンバーター電源回路を構成できる。このため、実装基板のレイアウトが従来に比べ容易となり、占有面積も削減できるという。さらに、ノイズ対策などを含め開発期間を短縮することも可能となる。

 XDL603/XDL604シリーズの入力電圧範囲は3.0〜18V(絶対最大定格20V)で、発振周波数は2.2MHz。0.75Vの基準電圧源を内蔵しており、出力電圧は外付けの抵抗によって1.0〜5.0Vに設定することが可能である。最大出力電流は500mA。制御方式はXDL603がPWM制御、XDL604はPWM/PFM自動切り替え制御で、用途に合わせて選択することができる。動作温度範囲は−40〜105℃。

 ソフトスタート時間は内部で1.0ミリ秒(代表値)に設定されているが、EN/SS端子に抵抗と容量を接続すれば、ソフトスタート時間を任意に設定することができる。出力電圧の状態を監視するパワーグッド機能も備えており、これらの機能を組み合わせればシーケンス制御を行うこともできる。

 パッケージは外形寸法が2.5×3.6×1.55mmのDFN3625-11Bで供給する。これは、AEC-Q100準拠のコイル一体型DC-DCとして世界最小クラスだという。また、端子側面にフィレットが形成されるウェッタブルフランク構造のため、はんだ接合部の自動目視検査が可能である。サンプル価格(税別)はXDL603とXDL604のどちらも300円。

 なお、車載向けコイル一体型DC-DCコンバーター製品としては既に、入力電圧が5.5V品(XDL601/XDL602)と36V品(XDL605/XDL606)を用意している。これとは別に、コイルを外付けする従来タイプのDC-DCコンバーターIC「XD9263/XD9264」なども準備している。

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