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» 2021年02月17日 10時30分 公開

光学式の非接触ユーザーインタフェースを開発カメラ使わずジェスチャーを認識

マクニカ アルティマ カンパニーとQuantumCoreは、「光学式非接触ユーザーインタフェース」を共同で開発したと発表した。カメラを使わずにハンドジェスチャーやフィンガージェスチャーを認識することが可能となる。【訂正あり】

[馬本隆綱,EE Times Japan]

マイコン+ジェスチャーセンサー+エッジAIアルゴリズム

 マクニカ アルティマ カンパニーとQuantumCoreは2021年2月、「光学式非接触ユーザーインタフェース」を共同で開発したと発表した。カメラを使わずにハンドジェスチャーやフィンガージェスチャーを認識することが可能となる。

 リアルタイムキャリブレーション機能を備えた非接触ユーザーインタフェースは、アナログ・デバイセズ(ADI)製の超低消費電力マイコン「ADuCM4050」と、光学式ジェスチャーセンサー「ADUX1020」および、QuantumCoreのエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」を組み合わせることで実現した。

 ADuCM4050は、パワーマネジメント機能を備えたマイコンで、動作周波数が最大52MHzのArm Cortex-M4Fコアを搭載。ADUX1020は、AFE(アナログフロントエンド)やA-Dコンバーター、LEDドライバ、タイミングコアを内蔵している。0.5〜15cmの範囲でジェスチャーを認識することができるという。

マイコン「ADuCM4050」(左)と光学式ジェスチャーセンサー「ADUX1020」の評価ボード外観

 非接触ユーザーインタフェースを搭載したシステムは、外付けした赤外線LEDの光がユーザーの手に当たって反射してきた波形をADUX1020で検知し、その信号をEdgeQore Liteでリアルタイムに解析することにより、ボタンの位置やジェスチャーを認識できる。

 EdgeQore Liteを用いると、マイコン上で6種のAIモデルについてリアルタイム学習と推論を同時に実行できるという。これにより、光学式センサーのみで複雑な非接触ユーザーインタフェースを実現することが可能となった。

 カメラが不要なため、小型で省電力のシステムを構築でき、プライバシーを侵害することもない。しかも、エッジ端末側でリアルタイム学習が可能であり、新しいジェスチャーの学習やユーザー固有の癖などを比較的簡単に覚えさせるキャリブレーション機能を実現した。

 なお、開発した光学式非接触ユーザーインタフェースは、オンライン展示会「ITmedia Virtual EXPO 2021春 組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO」(2021年2月16日〜3月19日開催)で公開している。

【お詫びと訂正】掲載当初、光学式ジェスチャーセンサー「ADUX1020」の評価ボードの写真に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(編集部/2021年2月18日午後4時17分)

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