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» 2021年04月08日 13時30分 公開

ソシオネクストら、次世代ZETA通信規格を策定2022年3月までに通信用SoCを試作

ソシオネクストと英国ZiFiSenseおよび、テクサーの3社は、LPWAの1つである次世代ZETA通信規格を共同開発し、仕様の策定を完了した。ソシオネクストが新規格に対応する通信用SoCを2022年3月までに試作し、3社で実証実験を行う。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

Advanced M-FSK変調方式で、転送レートは20倍以上に

 ソシオネクストと英国ZiFiSenseおよび、テクサーの3社は2021年4月、LPWA(Low Power Wide Area)の1つである次世代ZETA通信規格を共同開発し、仕様の策定を完了したと発表した。ソシオネクストが新規格に対応する通信用SoCを2022年3月までに試作し、3社で実証実験を行う予定である。

 ZETAは、ZiFiSenseが提唱するLPWA規格。他のLPWA規格に比べて、「双方向通信および、中継によるホッピング通信が可能」といった特長があるという。このため、電波の届きにくい場所やビルの屋内などで強みを発揮する。テクサーはZETA技術/製品の日本総代理店を務めている。

次世代ZETA通信規格のイメージ 出典:ソシオネクスト他

 新たに開発した次世代ZETA通信規格は、「Advanced M-FSK」という新たな変調方式に対応している。64FSKなどの多値変調に変えたことで、「2FSK」変調方式を用いていた従来のZETA規格に比べて、転送レートは20倍以上、感度は10dB以上も改善できたという。時速60kmで移動中でも、3〜5kmの通信距離を実現した。従来のZETA規格とは後方互換性があり、既存のZETA機器との通信も可能である。

 ソシオネクストは2022年3月までに新規格に対応する通信用SoCを試作する計画である。3社は試作品を用いて実証実験を共同で行い、早期実用化を目指す。なお、開発するSoCは2022年内に量産を始める予定である。用途としては「スマート農業」や「スマートビルディング」「スマート物流」など、さまざまな分野に提案していく。

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