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ルネサス「N3棟」で電源盤から発煙、生産見通しに影響なし既に鎮火

ルネサス エレクトロニクスは2021年4月21日、3月19日に火災が発生した那珂工場(茨城県ひたちなか市)の「N3棟」1階床下において、4月21日16時30分ごろに、自動搬送台車(RGV)の電源盤から発煙したと発表した。原因は不明で、今後の発表が待たれる。

» 2021年04月22日 07時40分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

 ルネサス エレクトロニクスは2021年4月21日、3月19日に火災が発生した那珂工場(茨城県ひたちなか市)の「N3棟」1階床下において、4月21日16時30分ごろに、自動搬送台車(RGV)の電源盤から発煙したと発表した。原因は不明で、今後の発表が待たれる。

 発煙後、従業員によって即座に鎮火されており、人的な被害はなかった。電源盤の保全を行った上で、同日20時ごろにN3棟1階/2階にて生産を再開している。

 なお、今回の発煙による生産および製品出荷の見通しに影響はないという。

 N3棟は4月17日に生産を開始したばかり。ルネサス エレクトロニクスの社長兼CEOである柴田英利氏は同月19日に開催したオンライン説明会で、「今週中に同30%、4月中に同50%、そして5月中にも100%の生産能力まで回復することを目標にする」と語っていた。

那珂工場全景(クリックで拡大) 出典:ルネサス エレクトロニクス

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