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» 2015年03月09日 12時20分 UPDATE

テスト/計測:波形の捕捉/記録/解析機能で究極を追求した高性能オシロ (1/2)

キーサイト・テクノロジーは、独自の半導体プロセス技術などを駆使することで、業界最高レベルの測定確度を実現したオシロスコープ「Infiniium Vシリーズ」を発表した。周波数帯域として8GHzから33GHzまでの機種を用意している。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 キーサイト・テクノロジーは2015年3月9日、独自の半導体プロセス技術などを駆使することで、業界最高レベルの測定確度を実現したオシロスコープ「Infiniium Vシリーズ」を発表した。周波数帯域として8GHzから33GHzまでの機種を用意している。USB 3.1やLPDDR4、HDMI 2.0といった高速シリアルインタフェース規格の適合試験などの用途に向ける。

 Infiniium Vシリーズは、現行製品である「Infiniium 90000 Xシリーズ」の後継機という位置付けである。周波数帯域が8GHzの「V084A」、13GHzの「V134A」、16GHzの「V164A」、20GHzの「V204A」、25GHzの「V254A」、33GHzの「V334A」と6タイプあり、それぞれにDSO(デジタルストレージオシロスコープ)、MSO(ミックスドシグナルオシロスコープ)、DSA(デジタルシグナルオシロスコープ)のモデルを用意している。

tm_150309keysight01.jpgtm_150309keysight02.jpg Infiniium Vシリーズの外観(左)と主な製品仕様 (クリックで拡大) 出典:キーサイト・テクノロジー

 Infiniium Vシリーズの特長は、波形を正確に捕捉し、より多くの測定データを記録、そして波形を解析する、といったオシロスコープの基本性能において、業界最高レベルを実現したことだ。高い測定精度を実現するためにはアナログ性能がコア技術となる。このために同社は、InP(インジウムリン) DHBT(Double-Heterojunction Bipolar Transistor)を始め、InPプロセス技術を用いたチップセットを開発し搭載した。また、これらのチップを接続する伝送路をシールドして、外来ノイズや放射ノイズの影響を限りなく抑えるクイックフィルム3Dパッケージ技術などを導入している。

 これらの半導体プロセス技術やパッケージ技術により、業界最小レベルの低ノイズフロアと低ジッタフロアを実現することができた。このため、オシロスコープ本体のノイズやジッタに起因する波形ひずみがほとんどなく、より正確で再現性に優れた波形を捉えることができる。システム設計者にとっては、より多くの設計マージンを確保することが可能になるという。

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