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» 2016年03月07日 10時30分 UPDATE

−40℃対応のポリアセンキャパシターも:充放電寿命100万回のリチウムイオンキャパシター

太陽誘電は、「太陽光発電システム施工展」(2016年3月2〜4日/東京ビッグサイト)で、リチウムイオンキャパシターやポリアセンキャパシターのプロトタイプを展示した。

[庄司智昭,EE Times Japan]

 太陽誘電は、2016年3月2〜4日に東京ビッグサイトで開催された「太陽光発電システム施工展」(スマートエネルギーWeek 2016)で、マイクロコンバーターや独立型電源、リチウムイオンキャパシターなどを展示した。本記事は、プロトタイプとして展示されていたリチウムイオンキャパシターとポリアセンキャパシターを紹介する。

静電容量は3000F以上

 同社が展示したリチウムイオンキャパシターの特長は、静電容量が3000Fを超えていることにある。また、耐圧が3.8Vと高く、充放電サイクル寿命が100万回と長いのも特長だ。モーター駆動の立ち上がりやバックアップ用の電源として向いているという。

 同社は、「リチウムイオンバッテリーは、化学変化が起こってしまうため充放電サイクル寿命が1000回ほどだった。リチウムイオンキャパシターは、化学変化を起こさない電極を利用しているため、充放電サイクル寿命100万回を実現できた」と語る。

ts160307_TAIYO01.jpg 大容量リチウムイオンキャパシター (クリックで拡大)

 ラインアップは、静電容量1100/1500/3200Fの製品をそろえている。同3200F品は、内部抵抗0.9mΩ、使用温度範囲は−20〜60℃となっている。エネルギー容量は4.3Whで、重さは360g。セルサイズは、122×153×19mmである。

−40℃でも利用可能

 シリンダ型ポリアセンキャパシターは今回、低温対応型の製品をラインアップに追加した。低温対応型は定格電圧が2.7Vで、使用温度範囲を−40〜70℃まで対応。「従来の使用温度範囲は−20℃までで、寒冷地などでは屋外に設置する場合、カバーを付けるなどの対策が必要だった。電解液の工夫を行うことで、−40℃まで使用温度範囲を拡大している」(同社)と語る。

 ラインアップは、静電容量2/4/7/9/20Fの製品をそろえている。同2F品は、内部抵抗が180mΩ(1kHz時)、サイズは8×15mm。いずれの製品も、使用温度範囲は−40〜70℃(2.1V時は85℃)で、−40℃の放電容量比は85%以上としている。

ts160307_TAIYO02.jpg ポリアセンキャパシターのイメージ 出典:太陽誘電

 同社は、今回の展示で顧客のニーズを聞き、利用アプリを検討していくという。

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