インタビュー
» 2018年01月30日 09時30分 公開

特集「Connect 2018」:コネクターに続く事業としてセンサーを積極強化――TEジャパン上野社長 (2/2)

[竹本達哉,EE Times Japan]
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投資を続けてきたセンサー事業での成長を期す

EETJ 非中核事業とは、どのような事業ですか。

上野氏 センサー事業や、組み立て/実装を含むケーブル事業、メカトロニクス事業、アンテナ事業などがある。

 特にセンサー事業については、業界のリーダー的な地位を確立するため、積極的に取り組みたい。近年、TEグローバルとして数千億円規模の投資を行ってセンサー関連の企業や事業を買収して強化を進め、センサーの取り扱いラインアップは大幅に増えた。従来のポジションセンサーなどに、各種ガスセンサーや温湿度センサーなどが加わった。

 産業市場や自動車市場では、評価に時間を要するなどの理由から、センサーは他の部品以上に提案から納入までに時間がかかり、ビジネスとして難しい面もある。しかし、センサーの需要は今後一層拡大する。コネクターとともにセンサーの提案を徹底し、TEはセンサーメーカーでもあるという認知を高めていきたい。

 他にもTEは、海底ケーブル事業やメディカル事業も展開している。海底ケーブル事業ではこのほどグループ会社のTE SubComが、NTTコミュニケーションズやAmazon、Facebookなど6社のグローバル企業が建設する新太平洋横断ケーブルシステム「JUPITER(ジュピター)」を受注している。

EETJ アンテナ事業などでも積極的なM&Aを展開されていますね。

上野氏 2017年8月に、ドイツのHirschmann Car Communication(ヒルシュマン)を買収した。ヒルシュマンは、複数の無線アンテナ技術を持ちアンテナの統合、融合する技術で強みがあり、欧州市場では高いシェアを持つ。一方で、日本では実績があまりなく、成長の余地が大きい。2〜3年後には、TEジャパンの売り上げに貢献する製品として期待している。

高速、大容量へアドバンテージを生かす

EETJ 中核事業である、コネクター事業の方針をお聞かせください。

上野氏 コネクターは、あらゆるアプリケーションで「高速」「大容量」が一層、求められるようになるだろう。自動車でも2021年には5Gビット/秒の高速ネットワークが搭載されるようになるとされる。

 TEには、PCやサーバ向けコネクター事業や、さらには海底ケーブルのような事業もあり、最先端の高速、大容量に関連した技術ノウハウがあり、大きなアドバンテージがある。

 アドバンテージを生かした製品展開とともに、市場で打ち勝てるように、さらにアドバンテージを大きくための取り組みを着実に行っていく。

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