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» 2019年04月15日 10時30分 公開

福田昭のデバイス通信(186) Intelの「始まり」を振り返る(19):Intelの創業10年目(1977年):20%を超える増収増益で成長が続く (2/2)

[福田昭,EE Times Japan]
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研究開発費を前年比35%増と積極的に伸ばす

 1977年の総経費は前年比26%増の2億1940万米ドルである。内訳を見ると、経費の半分強を占める販売費は、同23%増の1億4398万米ドルと収入に比べると伸びが低い。伸びが高いのは研究開発費とマーケティング費および一般管理費である。特に研究開発費が前年比35%増の2792万米ドルと大きく伸びた。総収入に占める研究開発費の割合は9.9%で、前年に比べて0.7ポイント増加した。

研究開発費の推移。Intelの年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成(クリックで拡大)

 1977年の年次報告書では、総収入がどのくらいの割合で経費および利益となったかを公表した。総収入に対する経費で最も大きいのが人件費で、31%を占めた。人件費に次いで多いのが物品の購買費とサービスの外注費で、いずれも19%となっている。それから減価償却費が6%ある。残りが税金と純利益で、税金が14%、純利益が11%を占める。

四半期の売上高と純利益はいずれも前年同期を上回る

 1977年の業績概要を四半期ごとに見ていこう。第1四半期(1月〜3月期)の売上高は前年同期比44.5%増、前期比3.3%減の6572万6000米ドルである。純利益は前年同期比46.3%増、前期比8.0%減の732万3000米ドル。

 第2四半期(4月〜6月期)の売上高は前年同期比36.7%増、前期比5.3%増の6922万2000米ドルである。純利益は前年同期比44.7%増、前期比8.7%増の796万3000米ドル。第3四半期(7月〜9月期)の売上高は前年同期比18.5%増、前期比6.0%増の7334万9000米ドルである。純利益は前年同期比14.8%増、前期比2.7%減の774万8000米ドル。

 そして第4四半期(10月〜12月期)の売上高は前年同期比9.2%増、前期比1.2%増の7425万2000米ドルとなった。純利益は前年同期比9.1%増、前期比12.1%増の868万2000ドルである。いずれの四半期も、売上高と純利益が前年同期を上回った。

1974年〜1977年の四半期業績の推移。1974年〜1977年の年次報告書(アニュアルレポート)を基に作成(クリックで拡大)

(次回に続く)

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