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» 2019年07月10日 10時30分 公開

福田昭のストレージ通信(155):ハードディスク業界の国内最大イベント、今年は7月末に開催(後編) (1/2)

2019年7月25〜26日に開催される「国際ディスクフォーラム」のプログラムを紹介する。後編では、2日目(7月26日)のプログラム内容を取り上げたい。

[福田昭,EE Times Japan]

次世代ストレージ技術の研究状況を報告

 前編に続き、2019年7月末に開催が予定されている、ハードディスク(HDD)の技術と産業、市場に関する講演会「国際ディスクフォーラム」をご紹介する。2日間の講演会の中で、前編では初日(7月25日)の発表概要をご報告した。本編(後編)では、2日目の発表概要をご紹介しよう。

 「国際ディスクフォーラム」の2日目である7月26日は、ストレージ技術を中心とする8件の講演が予定されている。最初の4件は、ストレージの記録技術に関する発表である。

 まず始めに、東京理科大学 研究推進機構 総合研究院の教授を務める山本学氏が、「ホログラムメモリー」と題して講演する。コールドストレージへの応用を目指した、ホログラム記録技術の研究成果に関する発表である。直径が12cmのホログラム記録ディスクに1Tバイトのデータを格納する実験装置を試作し、性能を検証した結果を説明する。

 続いて、東京大学 生産技術研究所の准教授を務める合田和生氏が、「データ主義時代を支えるストレージシステム技術:これまでの躍動と今後の展望」と題して講演する。ストレージシステム技術のこれまでの発展を振り返るとともに、最近の学術研究の動向や産業の動向などを紹介する。

 それから、物質・材料研究機構(NIMS) 人材部門 若手国際研究センター(ICYS)で研究員を務める王建氏が、「熱アシスト磁気記録用FePtグラニュラー媒体の開発:低ノイズ化と微粒子化について」と題して講演する。次世代の熱アシスト磁気記録媒体として注目されるFePtグラニュラー媒体の研究成果を報告する。

 昼食休憩を挟んで午後は、東北大学 多元物質科学研究所の菊池伸明氏が、「グラニュラー媒体におけるマイクロ波アシスト効果-MMM/Intermag Joint conferenceとあわせて-」と題して講演する。CoCrPt系のグラニュラー薄膜を使ったマイクロ波アシストの磁気記録実験を実施した結果を述べるとともに、2019年1月に開催された磁気技術の国際学会「MMM/Intermag」についてコメントする。

国際ディスクフォーラム2日目(7月26日)のプログラム概要。講演は全て日本語である(クリックで拡大)
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