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» 2019年12月10日 09時30分 公開

マシンビジョンなどを強化:CMOSイメージセンサーで新たなビジネス機会、ams (1/2)

amsは2019年12月3日、東京都内で記者説明会を実施、同社のCMOSイメージセンサー担当マーケティングディレクター、Tom Walschap氏が事業戦略や新製品を説明した。

[永山準,EE Times Japan]
amsのCMOSイメージセンサー担当マーケティングディレクター、Tom Walschap氏

 amsは2019年12月3日、東京都内で記者説明会を実施、同社のCMOSイメージセンサー担当マーケティングディレクター、Tom Walschap氏が事業戦略や新製品を説明した。

 amsのセンサー事業は、「光学センサー」「イメージングセンサー」「オーディオセンサー」の3分野に注力。民生機器や通信機器、産業機器、車載機器、医療機器などの用途に特化した、小型、低消費電力で高精度なセンサー製品やセンサーソリューションを提供している。その中でCMOSイメージセンサーについては特に、エリアスキャン、ラインスキャン、マイクロカメラモジュールの3分野に特化した形で製品を展開し、主に産業、医療分野向けに提供しているという。

amsのCMOSイメージセンサーポートフォリオ(クリックで拡大)出典:ams

 amsの日本法人のカントリーマネジャーを務める岩本桂一氏よると、CMOSイメージセンサーはamsの日本市場における売上高の約4割を占めているという。さらに、医療分野のほか、マシンビジョンの高解像/高速化、ロボットの衝突防止、各種認証用途、8K放送などによって、新たなビジネス機会が増加しているという。岩本氏は、「2019年は中国市場の低迷によって苦戦したが、2020年の納期での注文が増えており、2020年は確実に成長すると予測している」と説明している。

マシンビジョン向けに新製品を投入

 この日、Walschap氏はCMOSイメージセンサーの注力分野別に新製品の説明を行った。まず、エリアスキャンセンサーの新製品として紹介したのが1インチグローバルシャッターイメージセンサー「CSG-14K」だ。

CSG-14Kのデモの様子。同社が用意する評価キット(手前)を利用して行われた(クリックで拡大)

 フラットディスプレイパネルの検査などのマシンビジョンでの利用を想定したもので、ピクセルサイズを縮小し、従来品「CMV4000」と同じセンサーサイズでありながら、1400万画素の高解像度化を実現。ダイナミックレンジも69dBに改善するなど、「さまざまな要素を改善した」という。  

CSG-14Kの詳細。オプティカルブラックピクセルやビニング、サブサンプリング、複数のROI(Region of Interest)にも対応している(クリックで拡大)出典:ams

 次に紹介されたラインスキャンセンサーの新製品群「4LS」は、4つの並列ピクセルラインを搭載し、RGBにモノクロを加えた画像処理、または、4:1のTDI(Time Delay and Integration)動作が可能になっている。同社は、「市場で唯一の同時動作可能な4つのラインを持つセンサー」と説明。また、全ての解像度に対して最大150kHzのラインレートを実現している。主にフラットパネル検査や文書、印刷検査、食品選別などの利用を想定しており、「生産速度向上を可能にする」としている。

4LSの概要。4LSは、「4ラインスキャン」の意味。2020年にリリース予定という(クリックで拡大)出典:ams
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