村田製作所とGoogleは、Googleの組み込みAIチップ「Edge TPU」を実装したエッジデバイス向けAIモジュール「Coral Accelerator Module」を開発した。2020年6月以降に、Google Coralウェブサイトより購入することができる。
村田製作所とGoogleは2020年3月、Googleの組み込みAI(人工知能)チップ「Edge TPU」を実装したエッジデバイス向けAIモジュール「Coral Accelerator Module」を開発したと発表した。2020年6月以降に、Google Coralウェブサイトより購入することが可能となる。
Coral Accelerator Moduleは、村田製作所が長年培ってきた高密度設計技術やモジュール化技術を活用した。これによりパッケージを小型化し、プリント基板設計の簡素化や高いノイズ抑制を実現した。また、Coral製品ファミリーを活用していく上で重要となる拡張性や互換性にも対応した。
Coral製品ファミリーは、エッジデバイスにAI処理機能を組み込むためのハードウェアコンポーネントやソフトウェアツール、コンパイル済みモデルのツールキットなどを用意している。AIモジュールもその1つで、製造システムやヘルスケア機器、農業システムなど、さまざまな用途に用いられるエッジデバイス上で、AI処理を容易に実現可能としていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.