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» 2015年03月18日 09時00分 公開

福田昭のデバイス通信(12):ARMから見た7nm CMOS時代のCPU設計(1) (2/2)

[福田昭,EE Times Japan]
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CPU設計の根幹であるトランジスタ技術をIEDMが決める

 ARMにとってIEDM(国際電子デバイス会議)の役割は重要である。ARMのCPU設計にとって根幹となる、トランジスタ技術がIEDMに登場するからだ。ARMのCPUコアを載せた半導体チップの量産が始まる時期から逆算すると、3年以上前の時期にIEDMでトランジスタ技術が議論される。この議論の行方が、将来のCPUアーキテクチャを左右する。

 実際のプロセス技術に当てはめると、7nm技術が現在、IEDMで議論されている。ARMにとって7nm技術は4世代ほど将来の技術であり、CPUコアのアーキテクチャを固めていく段階にある。

 逆に量産中にあるCPUコア製品の最先端プロセスは、28nm技術である。28nm技術の次世代に相当する20nm技術のCPUコアは量産開始時期にあり、ARMがこの世代のCPUコアに関する事業収支計画の詳細を作成する時期でもある。その次の16/14nm技術は、CPUコア製品を具体化する時期に入っている。そしてさらに次の10nm技術は、CPUコア製品の計画を立てる段階にある。

photo 開発スケジュールから見た、CPUコア設計とIEDMの関わり(クリックで拡大) 出典:ARM
photo プロセス技術の現行世代から将来世代と、それぞれの世代におけるCPUコアの性能(相対値)と消費電力(相対値)。それぞれの世代が2014年12月現在、どのような開発フェーズにあるかを併記してある(クリックで拡大) 出典:ARM

次回に続く

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