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» 2015年05月29日 09時00分 公開

EtherCAT通信の仕組みを知ろう〜メイドは超一流のスナイパー!?江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(2)(8/8 ページ)

[江端智一,EE Times Japan]
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simple_test.exeによる動作チェック

(Step.5)simple_test.exeによる動作チェック

 さて、SOEMとEtherCATスレーブが正常に動いているかどうかを、確認します。

 現時点では、デジタルIOのスレーブ1台のみがつながっている状態にしてください。起動の状態を、先月お見せしたものと同じで恐縮ですが、動画(Youtube)でご覧ください。

OMRON社のGX MD-1611の場合

 スレーブによっては、ウンともスンとも言わない場合もありますが、今回はそれでも構いません。次回は、皆さんの環境に合わせて、simple_test.cを修正して、この「動かないスレーブ」を動かします。


 先月のコラムを読み直してみると、「次回は、私がこのEtherCATの連載をEE Times Japan編集部に提案させていただいた経緯や、また、SOEMの開発者の方とのやりとりについても、お話ししたいと思います」と書いてありますが、今回一言も言及できませんでした。

 誠に申し訳ありませんでした。

 今回の原稿を書き出したら、「オタク」だの「ネクラ」だのと決め付けられたキャンパスライフがフラッシュバックしてきまして、怒りにまかせて書き続けていたら、導入部だけで10ページを超える惨事になってしまいました。

 慌てて削除したものの ―― 結局、今回も長文を製造してしまいました。

 私のコラムは長いので、嫁さんや娘たちは、査読後に、ゲッソリして机に突っ伏していることがあります。

 担当者さんのメールの文面からは、「江端さんは、(文量を)気にしないでいいんですよ〜〜」と言いながら、笑顔が引きつっている様子が読みとれます。他のWeb媒体の編集担当者の方からも、打ち合わせの場で「長い。なんとかしろ」という趣旨のことを言われたこともあります。

 そんな査読者、編集部そして読者の皆さんに対し、最大級の謝罪を込めて、私から申し上げることは、この一言に尽きます。

  ―― 諦めてください。

「英語に愛されないエンジニア」が、何をしても英語に愛されないように、何をしても「文章を簡潔に書けないエンジニア」 ―― も、いるのです。

 では、次回、またお会いしましょう。

特別協力:

本連載では、スレーブの提供などでベッコフオートメーションにご協力いただいております。





Profile

江端智一(えばた ともいち)

 日本の大手総合電機メーカーの主任研究員。1991年に入社。「サンマとサバ」を2種類のセンサーだけで判別するという電子レンジの食品自動判別アルゴリズムの発明を皮切りに、エンジン制御からネットワーク監視、無線ネットワーク、屋内GPS、鉄道システムまで幅広い分野の研究開発に携わる。

 意外な視点から繰り出される特許発明には定評が高く、特許権に関して強いこだわりを持つ。特に熾烈(しれつ)を極めた海外特許庁との戦いにおいて、審査官を交代させるまで戦い抜いて特許査定を奪取した話は、今なお伝説として「本人」が語り継いでいる。共同研究のために赴任した米国での2年間の生活では、会話の1割の単語だけを拾って残りの9割を推測し、相手の言っている内容を理解しないで会話を強行するという希少な能力を獲得し、凱旋帰国。

 私生活においては、辛辣(しんらつ)な切り口で語られるエッセイをWebサイト「こぼれネット」で発表し続け、カルト的なファンから圧倒的な支持を得ている。また週末には、LANを敷設するために自宅の庭に穴を掘り、侵入検知センサーを設置し、24時間体制のホームセキュリティシステムを構築することを趣味としている。このシステムは現在も拡張を続けており、その完成形態は「本人」も知らない。



本連載の内容は、個人の意見および見解であり、所属する組織を代表したものではありません。



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